こんにちは。フリパパです。
みなさん、「時短家電」ってお持ちでしょうか?
いわゆる「乾燥機付き洗濯機」「食洗機」「ロボット掃除機」など、自動化によって家事の時間を短縮してくれる家電たちです。
ここ数年で一気に認知と普及が広がりましたが、まだお持ちでない方、欲しいけど値段などを理由になかなか購入に踏み切れていない方も多いかもしれません。
様々なYoutuberやブロガーが購入を勧める「時短家電」。そのメリットは耳にタコが出来るほど語り尽くされているかもしれませんが、デメリット、というか、意外と不便な部分というものはあまり紹介されていない気がしていました。
そこで今回は、在宅ワーク&育児に勤しむフリーランスパパの視点から、自分が実際に毎日使ってまくっている時短家電の良い点・悪い点を、包み隠さず忖度なしで解説したいと思います。
- 毎日家事に追われて自分の時間が全く持てない人
- 「時短家電」に興味があるけどなかなか購入に踏み切れない人
- そもそも「時短家電」って何?っていう人
上記のような人たちにとって、少しでも参考になればと思います。
時短家電① ドラム式乾燥機能付き洗濯機
まずは定番中の定番、「ドラム式乾燥機能付き洗濯機」です。
もう本当に多くの方がその魅力を語っているので、今更メリットを書くまでもないかもしれないのですが、簡単に言うと、「洗濯物を干す・取り込む」という洗濯の中でも一際面倒くさい工程を省略できるのが「ドラム式乾燥機能付き洗濯機」最大の特徴です。
また、タオルなどは普通に干すよりも遥かにふわっふわっに仕上がるため、洗濯後に使用する際の満足度にまで影響を及ぼします。
さらに、最近は「洗剤・柔軟剤の自動投入」という機能付きのものも多く、洗濯物を入れてスタートボタンを押すだけで、あとは乾燥までノータッチ・ノンストップという快適性を実現しています。
これは、はっきり言って「家事」と呼んでいいのかというレベルですよね。なんせボタン押すだけですから。
時短レベルは90%以上といっても過言ではないでしょう。
僕も、今のマンションに引っ越す際に購入し、2年以上ほぼ毎日使っていますが、おそらくもう乾燥機能なしの洗濯機に戻すことはないと思います。
金額は、自動投入機能付きだど20〜30万円と正直かなり高価ですが、長く毎日使うことを考えれば費用対効果は十分にあると言えます。
・・・と、ここまでは他でもよく語られるメリットです。
ここからはデメリットにも着目して見ていきましょう。
【デメリット1】乾燥できない(しない方がいい)衣類が多い
まずはこれです。
機種にもよりますが、たいていの乾燥機では、衣類にシワが付いて仕上がってしまうことが多いです。
タオルなどでは全く気にならないと思いますが(むしろフカフカで最高)、シャツやズボンなどの衣類はどうしてもシワになってしまうので、乾燥前に一度取り出し、晴れていればバルコニー、雨の日は浴室乾燥に回します。
そもそも、洗濯の規定容量より乾燥の規定容量の方が少ないことがほとんどなので、洗濯物が多い日などは、シワに関わらずそのまま乾燥には移れなかったります。
「えー? じゃあ意味ないやん…」と思うかもしれませんが、タオルや下着などシワを気にしないものを干さなくていいだけでも、個人的にはかなり時短になっています。
また、洗濯そのものが少ない日なんかは、そのままノンストップで回してしまうことも多いので、総合的にはメリットが上回るかな、と思っています。
ただ、このデメリット、意外に知らずに購入してしまう人も多いそうなので、検討している方は事前にスペックをよく確認するようにしましょう。
【デメリット2】自動投入部分は定期的に洗浄する必要がある
これも意外と知られていないのですが、自動投入機能の軽い罠です。
毎回洗剤や柔軟剤を入れなくていい自動投入機能は非常に便利で、一度使うと戻れない魅力がありますが、永久にメンテナンスフリーというわけではありません。
考えてみれば当然なのですが、洗剤が通る経路に洗剤が少しずつ残ってしまうため、数ヶ月に1回、経路を掃除する必要があるのです。
掃除といってもブラシで管の中をゴシゴシ、という骨の折れる作業ではなく、洗濯機に付いている専用の洗浄機能を作動させるというものなのですが、まあ、地味に面倒だったりします。
これも、毎日のメリットに比べてたら大したことではないのですが、念のため購入前に含み置いておいた方がいいと思います。
以上、ドラム式乾燥機能付き洗濯機のメリットとデメリットでした。
僕の場合は、メリットが上回ると判断して購入し、結果買って良かったと思っていますが、人によってはデメリットを大きく感じる場合もあります。
安い買い物ではありませんので、ぜひ購入前の確認をおすすめします。
時短家電② 食洗機
はい、こちらもど定番、「食洗機」です。
これは洗濯機以上に「使ったら戻れない」時短家電だと思います。
もし好きな人がいたら申し訳ないですが、汚れた食器を洗う時間、マジで苦痛じゃないでしょうか。
育児中のパパママは特に、洗っている最中に子どもが騒いだりイタズラしたりして、「あ〜、、ちょっと待って!」なんて言いながら泡の付いた手を洗い、タオルで水を拭いて・・・子どもが落ち着いたら、途中で放り出した洗い物たちを前にため息を一つ・・・、みたいなことがよくあると思います。
これをマルッと解消してくれるのが、そう「食洗機」です。
よく聞かれる「洗えてない気がする」「電気代が気になる」という声ですが、はっきり言って杞憂です。
例外はありますが、基本的に手洗いより綺麗に洗えますし、通常は電気代が増える割合よりも水道代が減る割合が多いため、ランニングコストはむしろ安かったりします。
先ほどの洗濯機と同じく乾燥までしてくれるので、ラックで乾かしたり、布巾で拭いたりする手間もかかりません。
食器を洗うのは、たいてい食後の時間。お腹いっぱいでゆっくりと一息つき、出来ることなら家族団欒に充てたい時間だったりします。
食洗機があれば、手で食器を洗う時間とエネルギーを、ほかの好きなことに使うことができるわけです。
と、このようにメリットづくしの食洗機ですが、やはりデメリットはあります。
【デメリット1】鍋やフラインパンは結局手洗い
そう、洗うのって食器だけじゃないですよね。料理をすれば、当然、鍋やフラインパンといった調理器具も汚れます。
これらも、食洗機側と器具側の両方が対応していれば食洗機で洗えなくないのですが、ファミリーの場合、物量的に食器と鍋やフラインパンを一度に洗うのは結構厳しいと思います。
なので、食器を食洗機にぶち込んだ後で、調理器具は粛々と手洗い・・・というのが少なくとも我が家のパターンです。
食器も含め全部洗うことを考えたら格段に楽なので、個人的にはデメリットというほどでもないのですが、完全に手洗いから開放されるわけではない、というのは認識しておいたほうがいいと思います。
【デメリット2】意外と時間がかかる & うるさい
これも地味ですが、食洗機を初めて使ったときに抱いた率直な感想でした。
我が家はビルトイン(キッチンに最初から備わっている)タイプなので、程度は機種にもよると思うのですが、まず確実に手洗いよりも終わるまでに時間はかかります。(ちなみにうちの場合は、ざっくり1時間くらい)
そしてその間、まあまあうるさいです。どのくらいかというと、LDKが繋がったカウンタータイプのキッチンの場合、リビングでついているテレビは結構音量を上げないと音声が聞き取りづらくなってしまうレベルです。我が家では、もしじっくり見たいドラマなどがある場合は、その時間を避けて使うようにしています。
以上、食洗機のメリット・デメリットでした。
ちなみに上記以外にも、たまに汚れが残ってしまう、うまく食器を入れようとするとパズルに陥る、という細かいデメリットを個人的には感じています。
洗濯機に続いてデメリットが目立つ書き方になってしまいましたが、それでもなお、メリットの方が圧倒的に大きいと感じているので、ぜひ導入をお勧めしたい時短家電です。
時間家電③ ロボット掃除機
最後はやはりこちら、キング・オブ・時短家電「ロボット掃除機」です。
既にお持ちの皆さんには大きく共感してもらえると思いますが、分かりやすく生活が一変するアイテムです。我が家の場合、もはや平日は通常の掃除機をほとんど使いません。
子ども、特にハイハイをするような赤ちゃんがいる家庭の場合、床の汚れは常に気になるものだと思います。
しかし、朝の限られた時間、部屋に掃除機をかけるのはこの上なく億劫です。
保育園や幼稚園に行く年齢のお子さんをお持ちの方はよくわかるかと思いますが、はっきり言って朝のリビングは戦場です。少なくとも我が家の場合、悠長に掃除機をかけている時間はありませんでした。
そこで登場、ロボット掃除機です。
乾燥付き洗濯機食洗機に比べて、エントリーモデルであれば導入コストが比較的安いのも魅力ですが、できれば、少し奮発してスケジュールやマッピング機能のついている機種をオススメします。
我が家の場合は、それらに加えてダストボックスを自動で空にしてくれる機能まで付いたハイエンド機種「Roomba i7+」をエイヤ!で購入したのですが、これがもう大正解でした。
まず、スケジュール機能で、毎朝の起床時間直前に起動するように設定。
つづいてマッピング機能を駆使してで、寝室以外を掃除するように指示(起動時はまだ寝ているので)。
ちょうど終わるくらいのタイミングで起床すると、ルンバが集めたゴミは勝手に専用の容器へ吸い込まれ、ダストボックスは空の状態になっています。
掃除する部屋を指定できるので、朝掃除できなかった寝室などは、別のタイミングで適当にルンバを走らせます。
これだけで、我が家の掃除は80%以上は完了します。
あとは細かいところをダイソンなどでちょこちょこ掃除すれば、毎日ホコリや髪の毛の落ちていない綺麗なお家で過ごせます。
ただ、こんなに素晴らしいロボット掃除機にもやはりデメリットがありました。
【デメリット 1】掃除できない部屋(部分)がある
先ほども少し触れましたが、ロボット掃除機で掃除できるのは、多く見積もっても家全体の80~90%くらいかなと個人的には思います。
これは、ゴミを取り逃すとかそういうことではなく、基本的に走ったところはちゃんと綺麗にしてくれているのですが、物理的に進入できない部屋や部分が結構ある、という意味です。
たとえばうちの場合、廊下に面してトイレがありますが、ここにはルンバが入れません。理由は単純で、トイレの扉を開けておくと廊下を通れなくなってしまうからです。
そもそもトイレは狭いので、仮にルンバが入れたとしてもうまく掃除することは難しいのかな、とも思います。
また、ルンバが移動できるように各部屋のドアは当然開けているのですが、そのドアの裏側に関しては、当然ルンバが掃除できないエリアになります。
他にも、ウォークインクローゼットとか、床置きのものが多いエリアなど、住んでいるお部屋の状況にもよりますが、ルンバが物理的に掃除できない部分はあとで個別に掃除する必要が出てきます。
よく、「ルンバを買って掃除機捨てました!」なんて声を聞きますが、「え?無理じゃね…?」と思っています。笑
それでも、80%以上を自動で掃除してくれると思えば全然メリットの方が大きいと思うのですが、これから導入する方はこのデメリットを承知しておいた方がいいと思います。
【デメリット 2】床に物を置けない
これは、デメリットでもありメリットでもあると個人的に思っています。
ロボット掃除機はその性質上、掃除の前に床の物をある程度避けておく必要があります。
コード類はうまく捌いてくれる機種が多いですが、軽いものは押して動かしてしまいますし、紙のように薄いもの、おもちゃのように細かいものは巻き込んでエラーの原因にもなります。(我が家でもたまーに、変なところで止まってしまったルンバから呼び出しがかかります。笑)
最初はこれがなかなか面倒なのですが、慣れると逆に床に余計なものを置かない生活が当たり前になるので、結果的に部屋が綺麗になる、という思わぬ効果を発揮してくれました。
子どもがいる家庭ではよりその効果が高いのかなと思います。
子どものおもちゃや絵本は散らかそうと思えばいくらでも散らかってしまいますが、毎日ロボット掃除機が走ることを前提に生活していると、自然に片付ける習慣が身につきます。
最終的にはお部屋のレイアウトや好みにもよりますが、「床に物を置けない」はメリットにもなりうるデメリットかな、と思っています。
以上、ロボット掃除機のメリット・デメリットでした。
まとめ
今回、普段あまり語られないデメリットにもフォーカスしつつ、定番時短家電の魅力と特徴を紹介してみました。
あくまで個人的な意見なので、使う人によって、メリット・デメリットは無数にあるかと思いますが、これから購入を考えている方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。
ではまた次の記事で!
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